ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

2013-01-01から1年間の記事一覧

2013年に読んで面白かった本 - その3

マンガでその1・その2をやりましたが、その3で終わりです。マンガ以外読んでなさすぎだろ・・・。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 小説編 いろいろ読みましたが、やっぱりSFが好きみたいです。 天涯の砦 近未来の宇宙開発時代を舞台にした…

2013年に読んで面白かった本 - その2

マンガ編(続き) その1の続きです。 kzsuzuki.hatenablog.com 式の前日 叙述トリックのよく効いた名短篇集。 叙述トリックって、たとえば話者をわざと誤解させたりと、視覚面を想像で補う小説でこそ実現しやすい仕掛けだと思うんだけど、マンガでうまくやる…

2013年に読んで面白かった本 - その1

2013年も暮れですね。今年はたくさん本を読みました。良質な出力をするためには、良質なインプットが必要ですからね!レンタル屋さんでマンガをたくさん借りました。 ということで、今年読んでよかった本を紹介します!リンクから飛んで、Amazonで購入してく…

可読性の高いExcelシートを作ろう!#excelAdvent2013

この記事は、IT開発Excel Advent Calender 16日目の記事です。前の記事は、エラー! 参照元が見つかりません。です。 何だかんだ言われますけど、やっぱりMicrosoft Excelは、ぼくのような職業の者にとっては必須のツール、言ってみれば「盲腸」のような存在…

テストの自動化にROIなんてないんじゃない?

JaSST2013 Tokyoや、テスト自動化カンファレンス2013で、テスト自動化研究会は「テスト自動化のROI」というのを一つのテーマとして発表しています。 何が全テスト自動化だ、何がリグレッションテストコストがゼロ円だ、何がプロジェクトを強くしてやるだ!夢…

自らの心の闇に直面させられる恐ろしいレビューのテキストが登場・・・!

これまで、設計レビューに関する書籍の定番と言えば、Kerl E. Wiegers氏の『ピアレビュー』でした。そこに今年、新たな定番が加わりました。しかも、日本語で。 ピアレビュー 作者: Karl E.Wiegers,大久保雅一 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/02/28…

システムテスト自動化カンファレンスが開催されるよ! #stac2013

テスト自動化研究会(STAR)主催の「システムテスト自動化カンファレンス」が、12月に開催されます。 本日正午くらいに参加募集が始まりましたが、200人枠中、現時点ですでに99人埋まっていました・・・!これは期待。 kokucheese.com gihyo.jpさんにも告知…

Property-based Testing、そしてExample-based testingとは何か。

Property-based Testingという概念があることを知りましたので、元ネタを読んでみました。 blog.jessitron.com Jessica Kerrさんのこの記事に、定義が書かれています。 Property-based testingでは、入力に対するコードの出力に関するstatementを作成する。…

本当はきっとあなたの役に立つExcel方眼紙

表計算以外での使用において、トコトンまでこき落とされる事例に事欠かない、Microsoft Excel。特に「方眼紙としてのExcel」、いわゆる Excel as a Hogan-shi (EaaH) への中傷は、とどまることを知らぬかのようです。 daiksyさんの珠玉の名エントリーである…

ソフトウェアテスターの類型に関する記事紹介

James Bachさんのブログに、「Seven Kinds of Testers」(テスターの7類型)というポストがありました。 Bachさん自身がおっしゃるように、厳密に分類するというものではありませんし、分類の切り口も性格だったりロールだったりとゴチャゴチャにも見えるの…

悪意あるベンダーが跳梁する世紀末IT業界を生き抜く

ITシステムに関する契約は、契約・発注・指示・検収・支払いを各部門が分担して行っており、全体像がよくわからない・・・。納品とか検収とか、請負とか準委任とか、瑕疵担保責任・善管注意義務とか、言葉は知っていても「詳しく・正しく」と迫られるとちょ…

ユーザビリティに関する「欠陥」の考え方

以前、海外のソフトウェアテスト系Webマガジンの紹介をしました。 www.kzsuzuki.com 少しずつ読んでいるのですが、ちょっと面白い記事があったので紹介します。前回のエントリーで、全訳することのツラさを思い知ったので、今回はサマリで。。 www.kzsuzuki.…

【翻訳】ソフトウェアセキュリティに関するブラックボックステスト技法

はじめに Software Testing Geniusという天才的な名前のブログに、以下のエントリーがありました。 www.softwaretestinggenius.com ソフトウェアテスト技法ポジショニングマップでいう上象限のお話で、テスト設計より後の、自動テストとして実行できるテスト…

テスト自動化研究会のコミュニティができました

テスト自動化研究会(STAR: Software Test Automation Research)ではさきごろ、googleグループを使ったコミュニティを立ち上げています。 まだ立ち上がりたてなので、ディスカッションの充実もこれからになるかと思いますが、本会への参加に比べて参加のハ…

【本】老いてますます健在というところかな

「じじい」という言葉はふつう、罵倒の意味を含んでいるもの。老獪な古強者に対する若者の反発はしかし、無自覚な畏敬をときににじませます。たとえば・・・、 ●承太郎から見たジョセフ ●赤木から見た市川 今頃になって夢中になっている将棋マンガ・『3月の…

海外のソフトウェアテスト雑誌を眺めてみる

ソフトウェアテストに関する雑誌といえば、技術評論社から出ている『ソフトウェア・テスト PRESS』。そして、特殊な場所でしか頒布されないことで名高い『Software Testing ManiaX』があります。わたしも揃えて、しっかり積読しています。 gihyo.jp circle-o…

テスト入力値の自動生成と、concolic testing

ほとんど参加できなかったJaSST'13 Tokyoに絡んで、秋山浩一さんから「concolic testing」という言葉を聞きました。 @kz_suzuki @krsna_sub 私も聞き取れなかったのですが、たぶん、Concolic testing のような物の事だと思いました。— akiyama924 (@akiyama9…

英単語を覚えるために作ろうとした中途半端な資料

先週のTOEICで、「ひと通り解き終わったと思ったら回答欄が1つ余っている」という悲劇を経験したわたしです。 自分の部門で、とても小規模にTOEICの勉強会をやっているのですが、教える側としてそーとう恥ずかしいスコアになることが目に見えているので、結…

『知識ゼロから学ぶソフトウェアプロジェクト管理』と、品質管理のメトリクス

いくつかのレビューで好評だった、勝呂暖生さんの『知識ゼロから学ぶソフトウェアプロジェクト管理』を読んでみました。 知識ゼロから学ぶソフトウェアプロジェクト管理 作者: 勝呂暖生 出版社/メーカー: 翔泳社 発売日: 2012/05/26 メディア: 単行本(ソフ…

テストクラスタな人々のブログ

twitterなどで交流のある*1テストクラスタな方々のブログを集めてみました。 ソフトウェアテスト・品質に関する記事のあるものが中心です。しばらく更新されていない、あるいは謎に消滅しているブログもありますが、プレッシャーの意味で載せていますw。記…

JaSST'13 Tokyoの2日目に、お話しいたしました。

JaSST'13 Tokyoで発表した資料をアップしてみました。 初Slideshare! エンタープライズシステムにおけるテスト ~STE研究交流会 参加者の視点から ~ from Kazuhiro Suzuki www.slideshare.net 主催メンバーの発表のおまけ的存在でしたが、聞いてくださった…

JaSST'13 Tokyoの2日目に、お話しいたします。

あけましておめでとうございます。 正月から22日が経過してしまいましたが、22/365 = 6% ということで、誤差の範囲内ですよね。おれたちの冒険は始まったばかり!鈴木先生の次回作にご期待ください。 さて、JaSST'13 Tokyoが来週に迫りました。本来、申込期…