ソフトウェアの品質を学びまくる2.0

ソフトウェアの品質、テストなどについて学んだことを記録するブログです。

レビュー

自らの心の闇に直面させられる恐ろしいレビューのテキストが登場・・・!

これまで、設計レビューに関する書籍の定番と言えば、Kerl E. Wiegers氏の『ピアレビュー』でした。そこに今年、新たな定番が加わりました。しかも、日本語で。 ピアレビュー 作者: Karl E.Wiegers,大久保雅一 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/02/28…

槇原敬之さんに学ぶ 論理的文章のレッスン

日頃、自然言語で書いた仕様書のレビューにおいて、「論理的でない」「わかりづらい」と指摘されたことはありませんか? ロジカルでわかりやすい文章は、どのように習得すればよいのでしょう。 答えは、意外なところにありました。 それは、「歌詞」です。 …

今日も明日もレビューについて考える@SEA Forum

SEA Forum in July 2012に参加してきました。 テーマは「レビューについてあらためて考えてみよう」。IBMの細川宣啓さんと、ソニーの永田敦さんのお二人のかけあいプレゼンテーションでした。特にピンときたポイントをご紹介したいと思います。(細川さん許…

レビューの「質」はどのように測ればいいのか

SQuBOKユーザ会さん主催「信頼度成長曲線 勉強会」の記事を、先日書きました。 www.kzsuzuki.com 次回のテーマは「レビューの質」と決まり、その上で、小池利和さんさんから以下のtweetがありました。 盛況だったようで何よりです。、「レビューの質の測定」…

Wordを使い込んで魔法使いを目指す - ロギング編

前回は、Microsoft Wordでのドキュメント作成を並行して行う場合の機能、「グループ文書」を紹介しました。 www.kzsuzuki.com 今回のエントリではまた、Wordの標準機能の紹介をします。 ロギングの面倒を減らす インスペクションでは、レビューの前に「ロギ…

Wordを使い込んで魔法使いを目指す - 執筆編

コンピュータの使い方に精通している人のことを、「wizard」(魔法使い)と言ったりします。長沢智治さんのMicrosoft Powerpoint超絶技巧はまさにウィザード。「パワー・ポッター」の異名を取っていますね。 このエントリではより地味な、Microsoft Wordの便…

レビュー観点: 用語集に載せる言葉に注意を払おう

エンタープライズ向けシステム開発において、お客様と合意を取るべき外部仕様書にはしばしば、「用語集」が作られます。今回はその用語集の話。 広辞苑化する用語集 用語集ってけっこう厄介もので、目的を見失うと次のような用語が採録されます。 HTTP: Hype…

レビュー観点: 反町の「の」の曖昧さの回避の方法

関係代名詞の「限定用法」と「叙述用法」を覚えていますか。 例文をコチラから引いてみます。 There were few passengers who escaped without serious injury. (重傷を負わない乗客は少ししかいなかった) There were few passengers, who escaped without…

IBM細川さんに、レビューのサンプリング技を学ぶ #infotalk

産業技術大学院大学が主催している、Infotalk というイベントがあります。Webサイトによると、 ICT関連の熱い技術,面白い活用等を取り上げ,いろいろと議論したりする場(勉強会&交流会) だそうです。 その第38回は、日本IBMの細川宣啓さんによる「ソフト…

レビュー観点: 勝手熟語を作ってくれるな

前回のエントリーで載せた、レビュー形態のマッピングを再掲します。 www.kzsuzuki.com 昨年から地味に考え続けている(c)チェックリスト、つまり技術的な側面以外のチェック観点について、1つ目のものを書きます。 勝手熟語生成問題日本以外全部沈没 「Verpi…

2012年はレビューにも想いを寄せる

今年もよろしくお願いいたします。 拙ブログ、今年は1エントリ/10日+αで40本書く。そしていつしか量が質に転化して・・・という展開を目指しています。いつしかっていつだ。 レビューへの野望 2011年は「ソフトウェアテスト技法ドリル勉強会」のおかげで、テ…

サンプリングレビューにおける「ガイド」を探した

昨年11月に開催されたレビュー祭(ブログ記事)で、「ガイドを用いたサンプリングレビュー」というレビュー技法が紹介されました。 www.kzsuzuki.com そこで提示された「ガイド」の例が、入出力のガイド。機能を記述した文章で、「入力」「処理」「出力」欄…

ド・モルガンの法則、そしてキルアのOR - その2

今回はキルアとスタンド使いが出てきます。 www.kzsuzuki.com ド・モルガンの法則の適用 法則の復習 ド・モルガンの法則とは、以下の2つですね。 ¬(P ∨ Q) ⇔ ¬P ∧ ¬Q ¬(P ∧ Q) ⇔ ¬P ∨ ¬Q 腑に落とすために、次の例文を考えてみましょう。 わたしの名は…

ド・モルガンの法則、そしてキルアのOR - その1

以下の記事で紹介したレビュー祭り、永田さんのセッションで、あいまいな日本語表現に関するお話がありました。 www.kzsuzuki.com 絶対ドラゴンズに勝って欲しい 恥ずかしながら、この例文の何が曖昧なのか、なかなかわからなかったわたしですが、最近読んだ…

第1回レビュー祭で神輿の片棒かついできた - その3

その1とその2はコチラです。 www.kzsuzuki.com www.kzsuzuki.com 細川さん・細谷さんによる3つ目のワークショップと、クロージングパネルにちょっとだけ触れて、閉じようと思います。 ガイドに基づくレビュー 3つ目は、「ガイドを用いたサンプリングレビュー…

第1回レビュー祭で神輿の片棒かついできた - その2

その1はコチラです。 www.kzsuzuki.com レビュー祭りからあっという間に、開催から1週間が経ってしまいました。スピード感のないブログで申し訳ありません。その2では、チェックリストに関するセッション『レビューチェックリスト自慢、っん?』について。 a…

第1回レビュー祭で神輿の片棒かついできた - その1

RISING SUN ROCK FESTIVALをご存知でしょうか。 人生で一番音楽を聴いたであろう大学時代に初めて行った野外フェス、それが1999年の RISING SUN ROCK FESTIVALでした。 アーティストのラインナップをご覧ください。夜を徹してのこの超絶フェス、よく考えずに…

SQiPシンポジウム2011に参加した! - その4

その3はコチラです。 www.kzsuzuki.com 2日目、後半のセッションです。 先進技術の適用 このテーマは、現場の工夫による改善というよりは、大きな一歩を踏み出してみた感のある内容。実験のコストもかかっているだろうなあという内容で、聞く方にとってもあ…

画面遷移の仕様を「画面遷移表」でレビューする

画面遷移図と画面遷移表 画面遷移図は、画面の遷移を直感的に理解するのにとても役立つドキュメントです。が、画面の遷移に関する情報は、それぞれの画面個別の仕様書にも書かれている。つまり情報が重複しているため、不整合のリスクを常に抱えた不遇のドキ…

SQiPワークショップでインスペクターと化す ─ その3

「その2」で書いた、SQiPワークショップのアフターフォローに行ってきました。「参加してよかった」の一言に尽きる充実した内容だったので、感想を書きたいと思います。 www.kzsuzuki.com 参加者は、主催元である東洋大学の野中先生、ヤマハの小池さんと、ワ…

SQiPワークショップでインスペクターと化す ─ その2

さあ、SQiPワークショップの感想の続きだ! www.kzsuzuki.com その1では、「インスペクションでは、効率より効果が期待される」というお話を書いた。その2では、欠陥を除去するという直接的な効果とはまた別のメリットの話と、インスペクションの本質とは・…

SQiPワークショップでインスペクターと化す ─ その1

インスペクション。SQuBOKガイドにはこう書かれている。 『SQuBOKガイド』P.231 インスペクションは、標準や仕様から外れた例外(文書化された標準からの逸脱や文書化された要求仕様からみた障害等)を発見するレビュー方法の一つであり、最も公式なレビュー…

インスペクションとはいかなるものか、身をもって体験してきます。

第5回「SQiPワークショップ」が開催されます。 テーマは、「体験!インスペクション ~ やれば出来る!みんなで体験!初めてのインスペクション ~」。もっとも公式のレビュー様式とされるインスペクションを、グループディスカッションを中心に実体験してみ…

設計工程の品質を見定めたくて仕方ない

社内の有志で、設計工程の品質評価技法についてディスカッションをしています。ソフトウェアの品質を評価するのさえ難しいのに、ドキュメントの品質となるとなおさら手がかりが少なく、いろいろ調べております。今回はそのメモです。 簡単に思いつくもの 設…