ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

JSTQB Advancedの受験(破)を終えて ー 第2回

 第2回では「どんな風に」、第3回では「どんな問題が」出たか、雰囲気をお伝えします。

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 まず問題文のスタイルとして、「最も適切なものを選べ」が中心。たまに「不適切なものを」選ばせる場合には、問題文に傍点が付けられています。バカバカしいヒッカケはありません。
 解答の形式としては、「単語・知識の記憶だけで回答できる」か「マネジャーとしての判断が求められる」かという軸と、「1問1答」か「多肢選択」かという軸があります。当然一番難しいのは、「マネジャーとしての判断力が求められる多肢選択」>です。
 ここでいう多肢選択とは、「次のA~Fのうち、適切なものの組合わせを選べ」ということです。イメージとしては、以下のような。

次の(A)~(F)から、適切なものの組み合わせを(a)~(d)から選べ。
(A)~~~である。
(B)~~~である。
(C)~~~である。
(D)~~~である。
(E)~~~である。
(F)~~~である。

 

【選択肢】
(a)A・C・D・Eは適切で、B・Fは不適切である。
(b)A・B・D・E・Fは適切で、Cは不適切である。
(c)B・C・E・Fは適切で、A・Dは不適切である。
(d)A・D・E・Fは適切で、B・Cは不適切である。

 「明らかにこれは違うだろう」という選択肢もありますが、「適切かも知れない」「不適切かも知れない」としか判断できないものも多い。まずは選択肢を読まずに(A)~(F)の適否を判断し、それの結果が選択肢あればステキですが、わたしの場合にはなかなかそうも行かず。考えた組み合わせが回答の選択肢にはない・・・ということが連発しました。

 文章だとわかりづらいので、すぐに表にしましょう。すると、意外なことがわかりました。

選択肢 A B C D E F
a    
b  
c    
d    

 Eに全部チェック付いてるじゃん・・・。
 ということで、そもそもEは検討の必要すらない。こんな選択肢が、3問ほどあったかと思います。
 それは極端としても、表を作ることで、選択肢の検討ポイントが明らかになります。ここでたとえばBは明らかに不適切ということであれば、選択肢(b)と(c)が消えます。すると、表はこうなる。

選択肢 A B C D E F
a    
d    

 この時点で、A・Dも、適否の判断をする必要がなくなり、残ったCとF、どちらが適切かという検討に絞り込めるのです。

 まあ、テストマネジャーとして資質とはまったく関係のない、セコイ話かもしれません。そもそもこういったアドバイス的な話は、受かった人のみに書く資格がある!と今さらながら自覚した次第です。