ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

『システムテスト自動化 標準ガイド』のAmazon予約が始まりました!

 テスト自動化研究会(STAR)では並行していくつかのプロジェクトを進めています。
 そのプロジェクトの一つに、「『Software Test Automation』の翻訳」という大事業(笑)があります。わたしはこのプロジェクトのなんちゃってまとめ役を務めております。
 『Software Test Automation』は、主に画面系ソフトウェアの自動テストに関して、テストスクリプティングの考え方、比較処理、メトリクス、メンテナンスなど手広くカバーした書籍。テスト自動化に関する基本文献として広く読まれています。
 実現性の確認のためのパイロット翻訳を始めたのが2013年後半。それから1年以上の期間を経て、『システムテスト自動化 標準ガイド』としてAmazon登録まで漕ぎ着けることができました。
Software Test Automation

Software Test Automation

 
システムテスト自動化 標準ガイド (CodeZine BOOKS)

システムテスト自動化 標準ガイド (CodeZine BOOKS)

  • 作者: Mark Fewster,Dorothy Graham,テスト自動化研究会,伊藤望,玉川紘子,長谷川孝二,きょん,鈴木一裕,太田健一郎,森龍二,近江久美子,永田敦,吉村好廣,板垣真太郎,浦山さつき,井芹洋輝,松木晋祐,長田学,早川隆治
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2014/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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  『システムテスト自動化 標準ガイド』は、2部構成になっています。

 第1部は原著の「Part 1: Techniques for Automating Test Execution」に対応し、テスト自動化についての基本概念について広く説明しています。テストスクリプトの例は擬似プログラミング言語で書かれており、特定の言語やツールの知識がなくても読み進めることができるでしょう。
 内容は技術面のみならず、ツールの選定や組織への導入といった管理面・プロセス面の説明にも紙面を割いており、ツールの適用を判断するようなマネージャ層にとっても価値のある内容です。
 第2部は、STARのメンバー4名による事例書き下ろしです。
 『Software Test Automation』自体も2部構成で、Part 2 は事例紹介なのですが、原著の出版年が若干古いこともあり、事例は書き下ろすこととなりました。こちらも強力なメンバーによるもので、短いながら、第1部の内容を具体的にイメージすることができると思います。
 第1部・第2部の具体的な目次については、別途お知らせしようと思います。発売は12月6日で少し先ですが、書店で見かけたら、手にとってみていただければと思います! 表紙がかっこいいので、とりあえずジャケ買いも可!

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