にしさんが亡くなった。
にしさんは、メチャクチャな人であった。面白そうなこと、ワクワクすること、ソフトウェアテスト・品質の分野の発展につながりそうなことなら、何でもやっていた。
日本のどこにでも、世界のどこにでも行っていた。そこでしゃべっていた。動いていた。
尊敬する先達はたくさんいるけれど、その中でも「やりたいことがありすぎて、楽しくてしかたない」という光に溢れている人だった。
にしさんは、ソフトウェアテスト・品質の進むべき道を切り開く先導者であり、扇動者であった。
ソクラテスのいうシビレエイのような存在であった。
ビジョナリーというとカッコいいけれど、ビジョンを示すだけでなく、自分でも動き、他人も動かせる人だった。
そんな人を、わたしたちは突然、永遠に失ってしまった。
誰も後を継げないかもしれない。あんなメチャクチャな人を、きれいに引き継げる者なんて、そうそういるはずもない。
でも、にしさんのやっていたこと、やろうとしていたことを、残ったみんなで少しずつ受け持って、みんなで前に進むことならできるかもしれない。
自分もそのうちの一人になりたいと思っている。
にしさんが作ってくれた道、教えてくれたことを糧にして、みんなで未来を見たいと思っている。
悲しい。悲しい。
あなたに、「死」は似合わないんですよ、ちっとも。
けど、「しょうがない」。
そちらにも、おいしいスイーツがあるといいですね。
ありがとうございました。ゆっくり休んでください。
しょうがない pic.twitter.com/zipWzE7pOy
— Yasuharu NISHI (@YasuharuNishi) 2023年10月6日
www.aster.or.jpしょうがない pic.twitter.com/0FG1peWCWC
— Kazu SUZUKI (@kz_suzuki) 2023年10月23日