はじめに
この記事は、IoTのテストに関するネットの記事を読んでいく、「IoTテスト アドベントカレンダー」の3日目の記事です。2日目はコチラ。
プロファイル
タイトル: 『The future of IoT testing』
著者: Francis Adanza
参照サイト: zephyr
ポイント
2000年代後半のモバイルの勃興のときと同様に、ソフトウェアテスターはスキルの幅を広げることを求められるとしています。モバイルの時は、従来は意識しなかったようなバッテリーの状態、ネットワークの状態や帯域幅という要素を考慮に入れることになりました。
この資料では、IoTのテスターが直面するかもしれないテーマを4つあげています。
無線ネットワークの接続性に関するシナリオ *1
ネットワークが切れたときに何が起こるのか、データは保全されるのか、ネットワークが戻ったらサービスは再開できるのか・・・。スマートハウス*2のシミュレーションのためのサービス仮想化
ホームオートメーションが広まっていくにつれ、家の種類・構造・レイアウトといった情報をモデル化し、実際に起こるであろう条件を仮想的に再現してテストすることが必要になりそう。広範囲に渡るインタフェースのテスト
あるサービスに対してユーザインタフェースとなるデバイスが多彩なので、どのデバイスのテストに力を入れるべきかを決定するために、ユーザの利用方法の分析が役立つだろう。
所感
この記事では、スマートハウスをIoTの主要なプロダクトと捉えているようです。
3つ目と4つ目は2日目の記事と重複していますね。インタフェースが多彩になること、それゆえ攻撃を受ける箇所も増えていること。プライバシーとセキュリティは一大テーマです。また、1つ目について、モバイルには出てこなかったような短距離・低電力型の無線ネットワークとその状態も、大きなテーマですね。
4日目はコチラです。(12月4日の0時に公開されます)