ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

「積ん読」という言葉が国際的に普及している件

 ブログ記事のタイトルを見て笑いました。Solving my Tsundoku!
 これは「Test Ninjas」という表現を見て、「忍者の複数形は忍者ズ・・・ 忍者の複数形は忍者ズ・・・」ってなって以来の感動。

 「数独」はSudokuとそのまま単語になっているのは知っていたけど、「積ん読」、グローバルにみんな技術書を積んでるってことでいいんですかね?
 ちょっと引用してみましょう。

Zeger van Hese gave a great keynote talk at EuroSTAR this week, and in the process, he talked a bit about those great linguistic terms that English doesn't have a succinct single word for. One example that resonated with me (to the point of causing physical discomfort, to be honest) was the Japanese word "Tsundoku" (積ん読, (hiragana つんどく) which is, according to Wiktionary "(informal) the act of leaving a book unread after buying it, typically piled up together with other such unread books".

 「英語では一言ですっきり表せないもので、心に響いた」、それが「積ん読」とのことです。光栄ですね。「買っただけで読まないまま本を放置すること。普通、同様の本と一緒に積まれる」。正しい説明をしていただいて恐縮です。

 ただ、この「積ん読」という言葉、「精読」「素読」「粗読」「乱読」みたいな「読」系の熟語がもともと存在するうえでのアイロニーであること、さらにこれは僕が勝手に思っているだけですが、「そこらに積んでおく」の「でおく」を「読」と書くことがポイントなのであって、そういう文脈から切り離された単一の「Tsundoku」という言葉はどうもさみしいものを感じてしまいますね。
 今年もめでたく大量の本を積んでいるみなさんは、どう思いますか?

2014/12/2追記

 RTしてくださった方のtweetで、こんな本を知りました。

Lost in Translation: An Illustrated Compendium of Untranslatable Words

Lost in Translation: An Illustrated Compendium of Untranslatable Words

 

  こちらのサイトで紹介されていますが、Ella Frances Sandersさんというイラストレーターが、英語のボキャブラリーでは端的に表現できない言葉を、絵で表現しているそうです。

 Tsundoku、超積んでます。WABI-SABIはよくわかりませんが、KOMOREBIとか良いですよねえ。
 北海道出身者としてはこの方に、「たごまる」(布団カバーの中で、布団本体が偏ってしまい、元の位置に直すのが大変)や、「うるかす」(使い終わった炊飯器の内がまを水につけておくことで、へばりついた米を洗い落としやすくする様を詠める)あたりを描いていただきたいですね!