ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

【本】日常にさんざめく濃厚なバニラ味の言葉

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

まさかジープで来るとは (幻冬舎文庫)

 
 学生の頃『伝染るんです。』を読んで、「日本人に生まれてよかった!」と思いました。この特別な笑いのツボは、日本人にしか理解できない。『稲中』で、田中がJ-WaveでなくAMを聴いていることを笑えるのも、おそらく日本人だけ。
伝染(うつ)るんです。 (1) (小学館文庫)

伝染(うつ)るんです。 (1) (小学館文庫)

行け!稲中卓球部(1) (ヤングマガジンコミックス)

行け!稲中卓球部(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

  単にわたしが、他の国の笑いの形を知らないだけかもしれないけれど、日本人以外が、たとえば

回文じゃなかった
に、そこはかとない面白さを見いだせるか!?
 たった8文字に濃縮された日常のエッセンス。最低限の要素だけで成り立つ、幽玄の美(違)。日本人ならではの笑いの形。そして、「よくそれを拾って、言葉にしたよな」と愕然とする切り方。
そのチョキはなんだ
 『まさかジープで来るとは』は、こんな言葉の切れ端を集めた本。この言葉たちを何と呼べばいいのか。詩でもない散文でもない、必ずしも「あ、それ、あるある」でもない。
裏声でレリピーレリピーとはしゃいでいる
 このような自由律俳句の乱れ打ちと、いくつかのエッセイからなる本書、作者は文筆家のせきしろ氏と、お笑い芸人の又吉直樹氏。お笑い芸人の書いた本って、あまり興味が湧きませんが、これはお笑いならではの内容。
 不思議でならないのは、「こういう本、作らない?」というのを、どうやって持ちかけ、打ち合せたのか。「こういう」が、どうにも説明不可能で、書くとしても、ひとり。