ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

Webアプリがまた複雑になっていく恐ろしさ

 Webアプリケーションが苦手である。
 理由は、ブラウザ特有の動き。
 ファイル添付しようとして、たとえば画像をD&Dすると、ブラウザごとその画像を開いてしまうような。あわてて「戻る」を押すと、真っ白い画面で「セッションが切れました」と言われちゃうような。
 そういう、「自分のオペレーションがちゃんと保持されているかよくわからん」という心もとなさがイヤなのだ。「もうあの頃には戻れない」という、さらば青春的な一抹の寂しさがたまらないのだ。確信をもって、「戻」りたい。

 

 そんな思いも覚めやらぬ今日この頃、『日経NETWORK2009年9月号』で、「Webの限界を打ち破れ!」と題した、HTML5Cometの記事を読んだ。 
 ちなみにわたしは、雑誌はいつだって図書館で借りる太っ腹男で、そのため情報が常に数ヶ月遅れ。衆院選さえ終わっていないという、まさにインターネット時代の申し子のような存在なのである。
 そんな自慢はいいとして、この特集、大変興味深く読んだ。
 要約すると、
  • HTML: JavaScriptは小さなアプリを想定した言語だし、プラグインやActiveXといった外部プログラムはセキュリティ上のリスクが・・・
    →HTML5!もはや単なるマークアップ言語ではなく、JavaScriptがWebブラウザのパーサ・レンダラを利用するルールも規定。機能や表現力がアップ!
  • HTTP: サーバからクライアントへ勝手に送りつけることのできないPULL型で、ブラウザが(=ユーザが)「くれ」といわないと情報が更新されない・・・。
    →Comet!サーバ側からいつでも、ブラウザのJavaScriptに情報を送信できる!
ということのようですな。Ajaxすらロクに理解していないというのに、どんどん技術が進んで行く。。。
 それにしても、「頼んでもいないのにWebサーバが情報を送りつけてきやがる」っていうこの仕組み、モノスゴク危ないものに思えて仕方ないのだけれど、気の迷いなのかしらん。
 なお、Cometについては、ココココがわかりやすい。