ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

第3回ソフトウェアテストセミナー ─ その2

 第3回ソフトウェアテストセミナー(1)の続き!よかった、ちゃんと続いて。

www.kzsuzuki.com

 ダラダラにならぬよう、今回は箇条書きで書いてみました。

欠陥密度

  • コードのstep数をプログラムの大きさと捉えて、そこに存在する欠陥の数を行数で割った「欠陥密度」を、絶対的な指標として使うべきではない。solidに仕上げたステキコード100行と、同じ内容だけど冗長な150行で、1件の結果があったときに前者の方が欠陥密度が高い=品質が悪い、というパラドックスが起きる。
  • step数を使用するとしても、そこに含まれるクラスの数を意識すべき。10,000stepのクラスが1つあるのと、200stepのクラスが50個あるのでは、同じ10,000stepでも意味が違う。
  • 欠陥密度を適用するのであれば、初期の開発に対する追加開発の欠陥密度は、といったように「同じ算出方法」「同じ条件下」で比較するのが最低条件。

GQM

こんなダメ感想を箇条書きにしてもね。。。全然まとめになっていません。ちゃんと勉強します(20年以内に)。

指標の例

  • 変数名の長さ:変数名のつけ方によって、コーディング担当者の開発言語経験の傾向を読み取る。平均的な長さが8文字以下の場合はCOBOL経験者かも・・・?とすると、Javaでのコーディングでおかしがちなミスとして・・・?
  • MS Wordの編集時間:ドキュメントをWordで作っているのであれば、プロパティから、そのドキュメントの編集の所要時間がわかる。316ページあるのに編集時間が17分しかないということは・・・?
 ・・・まったくもって、このような指標を思いつく発想力には、どこから来るのでしょう。この他にも、クラス間の依存関係を可視化したり、step数とコメント数とifの数を軸にした3次元グラフで、アノマリーなクラスを見つけ出したりと、ただただ帽子を脱いではかぶり、脱いではかぶりしてしまいますね。
 同じ人類として悔しいので、「人間的な」指標を自分でも編み出そうと、社内の有志で知恵を絞っております。