"Naked tree" by Ivan Naurholm. thanks, for more than 500.000 views is licensed under CC BY-NC-ND 2.0
GIHOZでクラシフィケーションツリー*1がサポートされたということで、練習も兼ねて触ってみました。
お題は、@halspringさんのこちらの記事の例です。
結果として、大きく戸惑ったりすることなく、さわやかに作ることができました。
各種モデリング技法が1つのプラットフォームで扱えるのはとても便利で、クラシフィケーションツリーの普及にも一役買いそうです。
気になった点は以下です。
ツリーが大きくなると画面内に収まらなくなり、一覧性が失われてしまう。
→不要にパラメタを組み合わせ過ぎているかも、木を剪定するタイミングか?と考える契機になるかもしれない(笑)。初期状態で、第2階層のクラシフィケーションにすでにクラスが生えているため、隣にクラシフィケーションを生やすことはできない。
これ自体はクラシフィケーションツリーの仕様(のはず)だけれど、ぱっと見、「ルート以外にはクラシフィケーションを生やせない」と思ってしまいそう。
→初期状態の第2階層は、クラシフィケーションからクラスが生えているノードと、クラシフィケーションからクラシフィケーションが生えているノードにしておくとわかりやすそう。クラスからクラシフィケーションを生やすことはできなさそう。
→なので、井芹さんの資料P.17のような絵は描けなかった。
あと、これは他の技法でも同じことを書いたのですが、テスト設計のモデリングにおいては「意図」がとても大事なので、それを残せればなーと思います。
先の@halspringさんの記事には、このように書かれています。
クラシフィケーションツリー法では人の意思を介入させることができます。
.
テスト対象の特徴や要件に合わせて網羅基準や水準の選定基準を考えます。
「こういう根拠で、このように設計した」という意図を残しておくことは、その後でテストケース不足による欠陥流出が起きたときに「どこで」間違ったかをトレースできるようにしておくということです。
記法に沿ってモデルが簡単に描け、そこからまた簡単にテストケースを導出できる。これはGIHOZのようなツールにお任せして、ヒトはその「意図」「根拠」をよく考え、確実に残しておくことが重要だと考えます。
GIHOZを触ってみた過去記事は、以下です。
www.kzsuzuki.com www.kzsuzuki.com
*1: クラシフィケーションツリーの概要については、安定の井芹さんのスライドがわかりやすいです。