これすごい面白い。「ソフトウェアプロジェクトでのめんどくさい人の扱い方」 https://t.co/v6POEoWLSB
— 加藤公一(はむかず) (@hamukazu) November 30, 2018
こちらのツイート*1を見て、さっそく見に行ってきました。
美しい色使いで構成されたこのサイト、そこにあるスタイリッシュな動物アイコン群はそれぞれ、「めんどくさい人」の象徴でもあります。
「めんどくさい人」はまず以下のロールに分けられています。
- プロダクトマネジャー
- デザイナー
- プロジェクトマネジャー
- 開発マネジャー
- 開発者
- 品質保証(部門)
アイコンをクリックすると、「めんどくさい人」が以下の構成で説明されています。
- 定義と特徴
- 修正の見込み
- プロジェクトへの弊害
- 問題点
- 対処法
アンチパターン集と、ソフトウェアバグのアナロジーを混ぜたような感じですね。
それぞれのロールにカテゴリーがあります。仕事柄、「品質保証」を読まざるを得ません。
以下では、品質保証における「めんどくさい人」の定義を紹介します。
カテゴリーごとに感想を書こうと思いましたが、概ねオリジナルページに包含されているので、この美しいサイトを読んでみてください。気が重くなりますよ。
The Firehose(消火ホース)
neilonsoftware.com 「大量のバグレポートを開発者を投げつけるQA。あまりに速すぎるので開発チームがバグのバックログに圧倒され、対応しきれなくなる」
The Blamer(非難屋)
neilonsoftware.com 「バグを見つけるたびに、『なぜちゃんとテストしていないんだ!?』と開発者を追求するQA」
The Alarmist(警告屋)
neilonsoftware.com 「第一印象だけに基づいて、プロダクト全体の品質が受け入れられるレベルじゃないと宣言してしまうQA」
The Scientist(科学者)
neilonsoftware.com 「バグを見つけることよりも、バグを文書化することに大半の時間を使ってしまうQA」
The Misleader(惑わせ屋)
neilonsoftware.com 「バグを不正確に報告し、事象の再現やバグを改修するための方向性を、開発者に見誤らせてしまうQA」
The Downtrodden(いじめられっ子)
neilonsoftware.com 「開発者に虐げられ、いじめられることを恐れてバグを報告できなくなっているQA」
The Random Clicker(ランダムクリッカー)
neilonsoftware.com 「バグを見つけるために、思うがままにただクリックしまくるQA」
The Flippant(不真面目)
neilonsoftware.com 「開発者が失礼だと感じるような、受動攻撃的な *2バグレポートを書くQA」
所感
みなさんの職場では、心当たりがまったくないものばかりですよね!
他にも、プロセスを守ることがすべてに優先する「プロセス屋」とか、テスト・品質の技法を振り回して権威を築こうとする「技法屋」がいると思いました。
自分たちのチームがこのようなアンチパターンパーソンになっていないか、定期的に振り返りたいものです。