ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

JSTQBテスト技術者認定の結果が発表されました!

 JSTQBテスト技術者資格認定の、Foundation(第9回)とAdvanced-テストマネジャー(トライアル)の試験結果が、10月22日(金)に発表されました。わたしもAdvancedを受験しましたが、残念ながらカスリもせずに落第しました。

合格者数について

 ExcelのCOUNT関数を駆使して定量分析を行ったところ、合格者数は以下。
  • Foundation 合格者計 803名
    東京 611名
    大阪 128名
    愛知 30名
    福岡 15名
    大分 7名
    沖縄 12名
  • Advanced 合格者計 19名
 JSTQB Advancedの初代ホルダーとなった日本代表19名の方々、おめでとうございます。

合格率について

 合格者数を見て少ない!と思いましたが、募集人数が200名で、未受験の方もいるでしょうから、合格率は10%程度ですか。
 情報処理技術者試験統計(PDF)を見ると、いわゆる「高度」の試験の合格率は
  • データベーススペシャリスト(平成22年度春期) 15.8%
  • ネットワークスペシャリスト(平成21年度秋期) 14.9%
となっており、Advancedレベルはこれらの試験よりも狭き門ということになります。Foundationの合格率が50%程度であることを考えると、FoundationとAdvancedには難易度にけっこうな差がありますね。
世界的には・・・?
 ちょっと古い情報ですが、JSTQBのFAQに、各国の認定者数が掲載されています。試験の実施回数がわからないので一概には言えませんが、合格者数全体に対するAdvancedレベル認定者数の比率が、アメリカでは3%弱と意外に低い。一方、スイスは24.9%、ドイツは23.1%と、欧州勢が強さを見せつけていますね。
 日本については、今回の合格者数を足すと、Foundationが5,694名、Advancedが19名なので、Advancedの比率は0.3%。今後の定期的なAdvancedレベル試験開催に、期待です。

次回に向けて・・・

 次回以降の開催としては、
  • Foundation(第10回)は2011年2月19日(土)
  • Advanced(第1回)は未定
なっています。Advancedは、1年くらい先かも知れませんね。
 学習法としては、@momidiba さんのツイートにあるように、Foundationまでしっかり復習しつつの学習が大事なのでしょう。
 学習の範囲についても、たとえばテストドキュメントについて、IEEE829の改訂といった動きに合わせてシラバスも改訂されるかも知れず、新しく勉強することがありそうです。
 ますますやる気が出てきますね!(多分)
 地道な勉強を続けていきましょう。