ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

JSTQB-ALのお勉強(2周目) ─ 3.7~3.8

 え?試験3日前にまだ第3章って、わたしの進捗、悪すぎ・・・?
 3.7と3.8の過去の記事はコチラです。そこには、PMBOK勉強中に学んだコストの考え方を、がんばって整理している自分がいた。「インソース」の意味には注意。

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非模擬問題

3.7 テストのビジネスバリュー から

 1問だけ作ってみました。

品質コストついて述べた以下の文章のうち、正しいものの組み合わせを選択肢(A)~(D)から選べ。
(A)1, 2
(B)1, 3
(C)3, 4
(D)2, 3, 4
  1. 開発のための標準プロセスを策定・適用するためのコストは、予防コストである。
  2. 予防コストと評価コストは、「自発的原価」とも呼ばれ、管理者のコントロールが可能である。
  3. 予防コストと評価コストの和が、失敗コストと均衡する点において、品質の総コストが極小値を取る。
  4. 欠陥が市場に流出することを防ぐために、テストを徹底的に行うのに要するコストは、予防コストである。

 答えは(A)です。
 2.について、内部失敗コスト・外部失敗コストは逆に「非自発的コスト」とされ、管理者がコントロールできないものになります。欠陥に伴う故障が発生すると、それを改修・補償するためのコストは意のままにはならないですよね。
 3.については、自発的コストが増加する割合より、失敗コストが減少する割合の方が小さい場合は、均衡点以上に品質に金をかけると全体でマイナスになってしまうので、文章の内容は正しい。一方、速さが逆であれば、金をかけた分以上に、失敗コストの小さい品質が得られるので、かければかけるほどよい、ということになります。なので、文章は必ずしも正しくない。
 4.は、すでにプログラムが一度できあがっているので、予防ではなく評価ですね。