ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

JSTQB-ALシラバスのお勉強 ─ 8.1~8.2

 第8章は苦しい章。わたしの一番の苦手分野である、規格や標準の名前が目白押しです。
 本来は、シラバスに書いてある概要だけでなく、それぞれの文献にあたって中身を知る必要があるのですが、標準学習時間が2時間ということで、うわっつらだけ撫でていきます。

 標準というのは、多くの専門家の叡智の結集。もちろん、企業が自社製品やロードマップを磐石にするための足がかりとして、血みどろの駆け引きが行われる戦場でもあるのでしょうが、ソフトウェア開発の標準については割と平和かも知れません。

ISO規格

 ソフトウェア業界において関わることの多い標準策定団体は、ISOIEEEIETFですね。
 ISO(国際標準化機構)は、英語でいうと「International Organization for Standardization」。これじゃIOSではないかと以前から思っていましたが、元々は「International Standards Organization」であったとシラバスにあり、妙に納得しました。しかしWikipediaを読むと、『略称で表そうとしたとき、言語によって異なる略称になってしまう。そこでギリシア語のisos(均等、均質)にちなみ、言語や地域によらない短縮名としてISOが選ばれた』。そうだったのか・・・。

 さあ、ソフトウェアテストに関係するISO規格を列挙します。Wikipediaからの引用です。

ISO9126
ソフトウェア品質の評価に関する国際規格である。 品質モデル、外部測定法、内部測定法、利用時品質測定法の4つの部分から構成される。

 これは、ソフトウェアの品質周りではおなじみの規格。品質特性モデルは頻繁に引用されます。
 ちなみにISO9000シリーズは、品質マネジメントシステムの規格。

<覚え方>
「ここのいい風呂(9126)の品質をモデルにしよう」

 ・・・。

ISO12207
ソフトウェアのライフサイクルを定義しており、システム上のサービスの入手や構成に関わる活動やプロセスも含まれる。各プロセスには必ずその出力となるものが定義されている。実際には 23種類のプロセス、95種類の活動、325種類のタスク、224種類の出力(成果物)が定義されている。

<覚え方>
「十二分に自由な(12207)人生」

 特にコメントはありません・・・。

ISO15504
ソフトウェア開発を中心とした工程の評価の枠組み

 「工程の評価」というのが、後で出てくるプロセスの話です。よく知られているCMMIの作成者が策定に関わっているようで、能力レベルの定義もそっくりそのままです。

<覚え方>
「以後こうしよう(15504)とプロセス改善」

IEEE規格

 ひたすら列挙。無意味なエントリですみません。

  • IEEE610: コンピュータ辞書に関する標準。
  • IIEEE829: ソフトウェアテストのドキュメントに関する標準。
  • IIEEE1028: ソフトウェアレビューに関する標準。
  • IIEEE1044: ソフトウェアの不正の分類に関するガイド。

 その他、もたくさんありますが、省略します。
 規格名だけ暗記しても、本質的な学習にはならん。といいつつ語呂合わせまで考えてしまうのでした。中学生レベルで申し訳ない。