ソフトウェアの品質を学びまくる2.0

旧ブログからゆっくり移行中です。http://blog.livedoor.jp/prjmng/

自動テストについて、翔泳社さんCodeZineに寄稿しました。

『システムテスト自動化 標準ガイド』(ギア本)の翻訳に関わった縁で、本書の延長記事を書かせていただきました。 codezine.jp なお、第1章は森さん、第2章は太田さんがそれぞれ記事を執筆、公開済みです。 codezine.jp codezine.jp 4章以降も連載は続く予…

【翻訳】探索的テスト3.0 - その3

James BachさんとMichael Boltonさんの記事・『探索的テスト3.0』について、「探索的テスト2.0」まで翻訳を公開しました。この記事ではその範囲について、ポイントと私見を書きます。 scriptという言葉について 今さらですが、翻訳および一連の記事では、「s…

1枚の2次元表で管理するテストケースについて

先日、Twitterで「テスト手順とは何?」というテーマで議論したり、テストの人たちとテストケースのあり方みたいな四方山話をしたこともあって、id:kokotatataさんの、「2次元の表によるテスト管理の限界」というエントリーを読んで脊髄反射してみます。き…

【翻訳】探索的テスト3.0 - その2

超間が空きましたが、James BachさんとMichael Boltonさんの記事・「Exploratory Testing 3.0」の、「探索的テスト1.0」と「1.5」の部分を翻訳しました。 正直いって、よくわからん箇所はわからないままで訳していますので、みなさまの清きご指摘で改善して…

【翻訳】探索的テスト3.0 - その1

James BachさんとMichael Boltonさんが、「Exploratory Testing 3.0」という記事をブログに公開しました。定義なく経験で行ってきたテストのアプローチが「探索的テスト」という名前を与えられてから現在に至るまでの変遷をいくつかの時期に分け、歴史を解説…

至高のツール・Microsoft Excelで考えるモンティ・ホールパラドックス

こんにちは、Excelスタティスティックスストラテジーヴァイスアクティヴィストの鈴木です。本日は万能ツールであるMicrosoft Excelを用いて有名なパラドックスをシミュレーションし、直感にそぐわない結論が現実に合致することを確認していきましょう。 今回…

探索的テストのセッション専用ツール・Rapid Reporter

探索的テストの情報収集Wiki・「ETポータル」のためにネットを調べていたところ、探索的テストにおける「セッション」で記録を行うためのツールが存在することがわかりました。なんとニッチな・・・。 このツール、名前を「Rapid Reporter」といいます。「Ra…

「テスト自動化カンファレンス2014」、盛況のもと終了いたしました! #stac2014

本日12月14日、テスト自動化カンファレンス2014(#stac2014)でお話ししてきました。 こういう場、人数、広さでプレゼンテーションをするというのは初めての経験だったので、お聞き苦しいところもあったと思います。特に後半、加速しまくっちゃいました。ごめ…

数学的事実がすでに宇宙に内包されているというワクワク感

全然ソフトウェアの品質を学びまくる話ではありません。 Webでこんな記事が人気になっていました。下の絵は、この記事からの引用です。 nlab.itmedia.co.jp こういう計算トリックみたいなのは定期的に人気になるので、「へいへい、またですか」とちょっと斜…

「積ん読」という言葉が国際的に普及している件

ブログ記事のタイトルを見て笑いました。Solving my Tsundoku! これは「Test Ninjas」という表現を見て、「忍者の複数形は忍者ズ・・・ 忍者の複数形は忍者ズ・・・」ってなって以来の感動。 「数独」は「Sudoku」とそのまま単語になっているのは知っていた…

いまさら過ぎる告知、システムテスト自動化カンファレンス2014

テスト自動化研究会(STAR)の旗艦イベント、「システムテスト自動化カンファレンス」を、2014年も開催します! 日時は2014年12月14日(日)、お申込みはこちらから! ちなみに現時点で、一般講演枠191席中296席埋まっています!? 僕も1時間という(僕にとっ…

『システムテスト自動化 標準ガイド』のAmazon予約が始まりました!

テスト自動化研究会(STAR)では並行していくつかのプロジェクトを進めています。 そのプロジェクトの一つに、「『Software Test Automation』の翻訳」という大事業(笑)があります。わたしはこのプロジェクトのなんちゃってまとめ役を務めております。 『Sof…

探索的テストと他のテストを比べてみる。

試験前になると部屋の掃除をしたくなる現象がありますが、『システムテスト自動化 標準ガイド』(通称「ギア本」)の出版プロジェクトでレビューゾンビと化していた時にも「うおーっ、これも勉強したいあれも勉強したい、ブログも書きたいし焼き肉も食べたい…

第1回『事例とツールで学ぶHAYST法』勉強会を開催します。

定員25名に対しもう十分申し込みいただいているので、いまさら宣伝することもないのですが、自分のブログにも記録しておきます。2014年9月30日に、@Niftyエンジニアサポート様のサポートを受けて、勉強会を開催いたします。 【中止】第1回『事例とツールで学…

SQiPシンポジウム2014に参加した! - その1

有給消化やPDU獲得などまったく意識せず、ソフトウェア品質シンポジウム、通称「SQiP」に行って参りました。SQiPとは、・・・とかから始めるといつまでも書き終わらないので、自分が書きたいことだけを書きます。 僕にとって今年のSQiPで最もアツかったのは…

Let It Go (Software Edition) とは何か、しかも本気で歌っている件

RSSに飛び込んできたこのポスト、「ほう、JaSSTの替え歌みたいなものか・・・?」と思っていたら、youtube動画が。歌詞だけじゃなくておっさん紳士が全力で熱唱していました。 この歌詞をひねり出すのに何時間使ったんだろう。ホント、最高だよ。なのに再生…

ソープオペラテストとは何か。

さあ今日も、人の褌で相撲を取る「とは何か」シリーズです! 今日ご紹介するのは、Soap Opera Testing。Hanz Buwalda氏によるstickymindsの記事が、コチラ[pdf]にあります。 ソープオペラテストとは? 「ソープオペラ」の意味・語源は記事内でも紹介されてい…

シナリオベースの探索的テストとは何か。

2014年度に取り組もうと思っているテーマの一つが、「探索的テスト」です。もともとは「2014年に取り組もう」と思っていましたが、もう3ヶ月経ったので「度」で仕切りなおします。 探索的テストは一般的に、手順が明確に定義されたスクリプトテスト(自動・…

「コピー&ペースト&モディファイ法」の第二の側面

無知見のテスト対象に対して、テスト計画・テスト設計という本来あるべきプロセスを省略し、素早くテスト実装を行うことのできる極めてプラクティカルなテスト技法として、「コピー&ペースト&モディファイ法」(通称「CPM法」)があります。 詳しくは、@snsk…

『情報処理』の2014年1月号の特集は、「システムとソフトウェアの品質」

あけましておめでとうございます。 年末にしょうもない読書感想文を三本も書いたせいで、ブログのトップにアクセスすると、ソフトウェアの話がまったく出てこないというひどいありさまでしたので、少し本筋に戻ろうと思います。 『情報処理』を読んでみた と…

2013年に読んで面白かった本 - その3

マンガでその1・その2をやりましたが、その3で終わりです。マンガ以外読んでなさすぎだろ・・・。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 小説編 いろいろ読みましたが、やっぱりSFが好きみたいです。 天涯の砦 近未来の宇宙開発時代を舞台にした…

2013年に読んで面白かった本 - その2

マンガ編(続き) その1の続きです。 kzsuzuki.hatenablog.com 式の前日 叙述トリックのよく効いた名短篇集。 叙述トリックって、たとえば話者をわざと誤解させたりと、視覚面を想像で補う小説でこそ実現しやすい仕掛けだと思うんだけど、マンガでうまくやる…

2013年に読んで面白かった本 - その1

2013年も暮れですね。今年はたくさん本を読みました。良質な出力をするためには、良質なインプットが必要ですからね!レンタル屋さんでマンガをたくさん借りました。 ということで、今年読んでよかった本を紹介します!リンクから飛んで、Amazonで購入してく…

自らの心の闇に直面させられる恐ろしいレビューのテキストが登場・・・!

これまで、設計レビューに関する書籍の定番と言えば、Kerl E. Wiegers氏の『ピアレビュー』でした。そこに今年、新たな定番が加わりました。しかも、日本語で。 ピアレビュー 作者: Karl E.Wiegers,大久保雅一 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2004/02/28…

悪意あるベンダーが跳梁する世紀末IT業界を生き抜く

ITシステムに関する契約は、契約・発注・指示・検収・支払いを各部門が分担して行っており、全体像がよくわからない・・・。納品とか検収とか、請負とか準委任とか、瑕疵担保責任・善管注意義務とか、言葉は知っていても「詳しく・正しく」と迫られるとちょ…

ソフトウェア改修時のデグレードについての大きな誤解

タイトルは釣りです。そして、タイトルを見て「デグレード? 何?」と感じた人は幸せかもしれません。 先に結論を言うと、「デグレード」という日本語は、「degrade」という英語と対応しないそうです! デグレードとリグレッション わたしがこれを知ったのは…

「シナリオテスト」とは一体何なのか - その3

その1、その2の続きです。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 今回の話はだいぶ机上の空論感が漂いますので、聞き流してくださいね。なお、「テストシナリオ」という言葉については、その1からオレオレ定義しており、ユースケースの結合的な…

「シナリオテスト」とは一体何なのか - その2

間が空いてしまいましたが、その2です。「その1」と書いて放置しているエントリー、多そうだな・・・。 「テストシナリオ」という言葉はオレオレ定義していますので、その1のエントリーから読んでいただけると幸い。たこはちさんからコメントいただきました…

「シナリオテスト」とは一体、何なのか - その1

NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)の研究事業として、STE(Software Testing for Enterprise systems)という活動があります。エンタープライズ向けシステム開発におけるテストについての議論を行うもので、ぼくはその交流会に参加しています…

【書評】最も単純に見える「確率」にすら大いにダマされる

はじめに、次の文章を読んでみてください。 「ツールの導入により、1,000行あたりの欠陥の数が30%減った」 「ツールの導入により、1,000行あたりの欠陥の割合が0.3%減った」 どちらのツールが効果的に聞こえるでしょう。2つの文はともに、コード1,000行あた…