ソフトウェアの品質を学びまくる2.0

ソフトウェアの品質、テストなどについて学んだことを記録するブログです。旧ブログからゆっくり移行中です。http://blog.livedoor.jp/prjmng/

テスト設計・技法

『テスト管理を語る夕べ』での発表内容についての補足(とか言い訳) ー 前編

『テスト管理を語る夕べ』というイベントで、お話をさせていただきました。 主催のみっきーさん、インフラ整えてくださってしんすくさんとなそさん、twitter実況してくれた書記のぱいんさんとブロッコリーさん、←どんなメンツなんだ? そしてこんなマニアッ…

モデルベースドテストについて学んでみよう ー その1

この記事は、「モデルベースドテストについて学んでみよう」2018年アドベントカレンダー、1日目の記事です。 こんな構成で、クリスマスまでに8夜分くらい書く予定です。 例によって、ISTQBシラバスを読みながら、自分の理解をまとめる。 MBTを実現するための…

JSTQB-TTAシラバスのお勉強 ─ 第2章「構造ベースドテスト」(2)

ずいぶん間が空いてしまいましたが、TTAの第2章の残り分、2.5~2.8までです。 www.kzsuzuki.com 2.5 複合条件テスト 対応するカバレッジは、複合条件網羅。すべてのパラメタのすべての真偽を組み合わせる方法です。 すぐに組み合わせ爆発が起こることは想像…

Ericssonの『ユニットテストカバレッジの神話』を読んでみる

今年の4月に『Mythical Unit Test Coverage』(ユニットテストカバレッジの神話)という論文が出ました。ソースコードの品質指標として言及されることの多いコードカバレッジについて、先行研究を整理したうえで、商用の大規模ソフトウェアにおける追加検証…

JSTQB-TTAシラバスのお勉強 ─ 第2章「構造ベースドテスト」(1)

TTAシラバスの第2章「構造ベースドテスト」は非常に謎めいた構成で、2.2から2.6までがコードカバレッジの話なのに、2.7が突然「APIテスト」なのです。なんだかとてもバランスが悪い印象なのですが、とにかく進むしかありません。 あと「based」の訳が当初「…

機械学習の分野でも注目される、メタモルフィックテスティングとは何か。

先日のJEITAのイベントで、メタモルフィックテスティング(Metamorphic Testing、MT)というものを知り、「誰かMetamorphic Testingの勉強会やりませんか?」とブログに書いたところ、ソフトウェアテスト・ヒストリアンの辰巳さんが資料をたくさん紹介してく…

テスト技法学習のビッグウェーブに乗りたい気持ちと、頑ななる精神

今年のWACATEのテーマの1つがドメイン分析だったり、先日初めて開催されたJSTQBアドバンストレベル テストアナリストの試験でテスト技法の問題が大量出題された(らしい)りと、テスト技法の流行がまた来てるのでしょうか? テスト技法といえば、関東圏では2…

第1回『事例とツールで学ぶHAYST法』勉強会を開催します。

定員25名に対しもう十分申し込みいただいているので、いまさら宣伝することもないのですが、自分のブログにも記録しておきます。2014年9月30日に、@Niftyエンジニアサポート様のサポートを受けて、勉強会を開催いたします。 【中止】第1回『事例とツールで学…

ソープオペラテストとは何か。

さあ今日も、人の褌で相撲を取る「とは何か」シリーズです! 今日ご紹介するのは、Soap Opera Testing。Hanz Buwalda氏によるstickymindsの記事が、コチラ[pdf]にあります。 ソープオペラテストとは? 「ソープオペラ」の意味・語源は記事内でも紹介されてい…

「コピー&ペースト&モディファイ法」の第二の側面

無知見のテスト対象に対して、テスト計画・テスト設計という本来あるべきプロセスを省略し、素早くテスト実装を行うことのできる極めてプラクティカルなテスト技法として、「コピー&ペースト&モディファイ法」(通称「CPM法」)があります。 詳しくは、@snsk…

Property-based Testing、そしてExample-based testingとは何か。

Property-based Testingという概念があることを知りましたので、元ネタを読んでみました。 blog.jessitron.com Jessica Kerrさんのこの記事に、定義が書かれています。 Property-based testingでは、入力に対するコードの出力に関するstatementを作成する。…

【翻訳】ソフトウェアセキュリティに関するブラックボックステスト技法

はじめに Software Testing Geniusという天才的な名前のブログに、以下のエントリーがありました。 www.softwaretestinggenius.com ソフトウェアテスト技法ポジショニングマップでいう上象限のお話で、テスト設計より後の、自動テストとして実行できるテスト…

テスト入力値の自動生成と、concolic testing

ほとんど参加できなかったJaSST'13 Tokyoに絡んで、秋山浩一さんから「concolic testing」という言葉を聞きました。 @kz_suzuki @krsna_sub 私も聞き取れなかったのですが、たぶん、Concolic testing のような物の事だと思いました。— akiyama924 (@akiyama9…

ドリル勉強会第7回、状態遷移図

11/21に開催された、第7回ソフトウェアドリル勉強会。テーマは、ドリル第5章「時間を網羅する」で現れる技法・状態遷移図・状態遷移表でした。 主催者である加瀬さんによるtogetterまとめはコチラにあります。いつもありがとうございます。 togetter.com 状…

コードカバレッジについて、また考える - その2

その1の続きです。その2では、「LCSAJ」と「経路網羅」について書きます。 www.kzsuzuki.com コードの中で、ジャンプする LCSAJ LCSAJは「Linear Code Sequence And Jump」の略。読み方がわからない。 LCSAJのJはジャンプ。FORステートメントにおいて最後の…

JSTQB-ALのお勉強(2周目) ─ 2.1~2.4

過去のエントリは以下にあります。この中で、あらためて調べたことなどをまとめておきます。 捏造練習問題は、後日・・・。 kzsuzuki.hatenablog.com kzsuzuki.hatenablog.com 2周目の補足事項 テストオラクルって何者? 先日twitter上で、「テストベースと…

Myersの三角形問題でCEGとCFDの練習

未だに勉強会の復習が終わっていないわたしです。 atnd.org 原因結果グラフ(CEG)が難しいなあと思う理由の1つに、解答が一意でないという点があります。CEGに限ったことではないかも知れませんが、「真実はいつもひとつ!」(by 江戸川)だといいのに。 今…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その4

その3に続き、鬼門の順序系制約・MASKについて((当初「第3回ソフトウェアテスト技法ドリル勉強会」という記事タイトルでしたが、どんどん内容が離れていくので改名いたしました。。。。 www.kzsuzuki.com 「順序系」制約その2:MASK 『ソフトウェアテスト技…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その3

勉強会からずいぶん間が空きました。週明けには第4回です! atnd.org 原因結果グラフ(CEG)の5つの制約について考えてみました。 テストケースを減らす3つのプロセス CEGTestを動かしてみただけでの判断となりますが、CEGからデシジョンテーブルが作られる…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その2

2月7日、第3回「ソフトウェアテスト技法ドリル」勉強会@ニフティに参加してまいりました。この場を借りて、お礼申し上げます。 そのときの様子をお伝えしようかと思いましたが、他の方がTEFにて投稿くださっていることもあり、ここはあえて「予習問題」に対…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その1

第3回「ソフトウェアテスト技法ドリル」勉強会に向け、原因結果グラフの勉強をしています。 ブラウザ上で原因結果グラフを描き、その論理関係からデシジョンテーブルを生成する「CEGTest」というステキツールを、『ソフトウェアテストの勉強室』の加瀬さんが…

画面遷移の仕様を「画面遷移表」でレビューする

画面遷移図と画面遷移表 画面遷移図は、画面の遷移を直感的に理解するのにとても役立つドキュメントです。が、画面の遷移に関する情報は、それぞれの画面個別の仕様書にも書かれている。つまり情報が重複しているため、不整合のリスクを常に抱えた不遇のドキ…

JSTQB-ALシラバスのお勉強 - 2.4

「2.4 テスト分析と設計」では、テスト条件の特定と、テストケースの作成について解説しています*1。 わたしのように忘れている方のために書いておくと、テスト条件(test condition)は、 コンポーネントやシステムのアイテムやイベントで、テストケースに…