ソフトウェアの品質を学びまくる

ソフトウェアの品質、ソフトウェアテストなどについて学んだことを記録するブログです。

ツール

Veriserveのテスト設計サポートサービス、GIHOZを触ってみる - その3

"Naked tree" by Ivan Naurholm. thanks, for more than 500.000 views is licensed under CC BY-NC-ND 2.0 GIHOZでクラシフィケーションツリー*1がサポートされたということで、練習も兼ねて触ってみました。 gihoz.hatenablog.com お題は、@halspringさん…

テスト設計モデリングツール・GIHOZと、テストプロセスのつながり方について

Veriserveさんからリリースされた、テスト設計モデリングツール「GIHOZ」のおためしを、2回の記事で紹介しました。 www.kzsuzuki.com www.kzsuzuki.com 今回は、GIHOZへの期待と、テストプロセスのツールってこうなるのかなーという想像について書きます。 G…

Veriserveのテスト設計サポートサービス、GIHOZを触ってみる - その2

Veriserveさんがリリースしたテスト設計モデリングツール*1「GIHOZ」について、前回記事の続きです。 www.kzsuzuki.com 残り3つの機能も触ってみましょう。 gihoz.com 今回は「デシジョンテーブルテスト」「状態遷移テスト」「ペアワイズテスト」の3つが、ど…

Veriserveのテスト設計サポートサービス、GIHOZを触ってみる - その1

Veriserveさんが、テスト設計技法を使うためのWebサービスをリリースしたと聞いて! GIHOZ(ギホーズ)というそうです。 www.veriserve.co.jp さっそく触ってみましょう。 推奨ブラウザがわからないので Edge 87.0.664.41 で試してみます*1。 GIHOZを動かし…

状態遷移テストの ignore と not happen について、astah*とともに整理してみる。

先日の記事で、状態遷移テストのカバレッジについて書きました。 www.kzsuzuki.com この記事のために利用させていただいている、モデリングツール「astah*」。このastah*で描く状態遷移表に用意されている、ignore と not happen という選択肢について、asta…

状態遷移テストのカバレッジについて、astah*とともに整理してみる

『ソフトウェアテスト技法 練習帳』のPart3「状態遷移テスト」の章で、カバレッジ基準の表現が2種類あることに気が付きました。 ソフトウェアテスト技法練習帳 ~知識を経験に変える40問~作者:梅津 正洋,竹内 亜未,伊藤 由貴,浦山 さつき,佐々木 千絵美,高橋 …

モデルベースドテストについて学んでみよう - その5

せっかくファンクションネットを学んだので、「ハノイの塔」のモデルを作ってみることにします。 ハノイの塔とは ハノイの塔については、Wikiにアニメーションもあるのでそれを見ていただくのが早いと思いますが、「仕様」を引用します。 ja.wikipedia.org …

モデルベースドテストについて学んでみよう - その4

第3回では、MBTツール「MISTA」を使って、ブロックゲームのファンクションネットを完成させました。 www.kzsuzuki.com 第4回では、できあがったモデルでシミュレーションを行ったうえで、テストケースの自動生成をやってみましょう。やっとモデルベースドテ…

モデルベースドテストについて学んでみよう - その3

前回は、MBTツール「MISTA」でブロックゲームのシンプルなモデルを描いてみて、シミュレーションで一手進めたところまでを見ました。 www.kzsuzuki.com トークンとイベントの関係とは 上の状態から、もう一度pickup(x)を選んで遷移させてみましょう。 2つの…

モデルベースドテストについて学んでみよう - その2

モデルベースドテスト(Model-based Testing、MBT)について学ぶシリーズの第2回です。2018年アドベントカレンダーの2日目でもあります。 www.kzsuzuki.com 第1回を振り返ってMBTとさくっと説明すると、「要求・仕様に基づいてモデルを描き、そこからテスト…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その7

「その6」の続き、最終回です。 www.kzsuzuki.com 標準ダッシュボードとカスタマイズについて言及できればと考えていたのですが、「それっぽいダッシュボード」の作りこみに時間がかかりそうなので、やめておきます! 最終回は、偶然見つけたPractiTestのバ…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その6

「その5」(イシュー作成)の続きで、インポート・エクスポートの話です。 ただ「その5」でRedmine連携を試したので、先にSlack連携も試してみましょう。 www.kzsuzuki.com こちらもとても簡単です。すでにSlackにログイン中であれば、その中のチャネルから…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その5

「その4」(テスト実行)の続きです。*1 www.kzsuzuki.com イシューの作成 ステップで失敗した場合には、イシューを作成することができます。 「Fail & Issue」から遷移できる イシュー作成画面に遷移すると、タイトルや概要が自動的に埋められています。 テ…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その4

「その3」の続きです。 www.kzsuzuki.com テストケースの作成、テストセットへの割り当てと進んで、次は「実行」です。 テストの開始方法 テストセットの画面右上の「Run Now」から、テストセット内のインスタンスを実行していくことができます。この場合は…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その3

「その2」の続きです。作成したテストケースを、実行に移していきましょう。 www.kzsuzuki.com テストセットの作成 テストセットについては、「その1」で説明しました。 www.kzsuzuki.com PractiTestにおけるテストセットとは、インスタンスの集合です。イン…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その2

「その1」の続きで、PractiTestによるテストケース作成の話を書いていきます。この感じだと、テストケース作成・管理とテスト実行の話だけで力尽きる予定です。PractiTestの真価はそこじゃないとは思うんだけれど・・・。 www.kzsuzuki.com 探索的テストのサ…

テスト管理ツール「PractiTest」を触りながら勝手にテスト管理を語る - その1

OnlineTestConf Japanの開催が発表されました。開催日は2019年12月7日です。 主催元のPractiTest社は、テスト管理ソリューション「PractiTest」を提供するイスラエルの企業です。チーフソリューションアーキテクトのJoel Montveliskyさんは今年何度か来日し…

探索的テストのセッション専用ツール・Rapid Reporter

探索的テストの情報収集Wiki・「ETポータル」のためにネットを調べていたところ、探索的テストにおける「セッション」で記録を行うためのツールが存在することがわかりました。なんとニッチな・・・。 このツール、名前を「Rapid Reporter」といいます。「Ra…

テストツールを1から学べる素晴らしい資料・『テストツールまるわかりガイド(入門編)』が登場

JaSST’12 Tokyoで発行が宣言されていた、テスト支援ツールの「小冊子」が、満を持して公開されました! お待たせしました。ASTERテストツールWGでは、1月のJaSST12で約束したとおり冊子を作って公開しました「テストツールまるわかりガイド(入門編)」aster…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その4

その3に続き、鬼門の順序系制約・MASKについて((当初「第3回ソフトウェアテスト技法ドリル勉強会」という記事タイトルでしたが、どんどん内容が離れていくので改名いたしました。。。。 www.kzsuzuki.com 「順序系」制約その2:MASK 『ソフトウェアテスト技…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その3

勉強会からずいぶん間が空きました。週明けには第4回です! atnd.org 原因結果グラフ(CEG)の5つの制約について考えてみました。 テストケースを減らす3つのプロセス CEGTestを動かしてみただけでの判断となりますが、CEGからデシジョンテーブルが作られる…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その2

2月7日、第3回「ソフトウェアテスト技法ドリル」勉強会@ニフティに参加してまいりました。この場を借りて、お礼申し上げます。 そのときの様子をお伝えしようかと思いましたが、他の方がTEFにて投稿くださっていることもあり、ここはあえて「予習問題」に対…

原因結果グラフとCEGTestに関する考察 - その1

第3回「ソフトウェアテスト技法ドリル」勉強会に向け、原因結果グラフの勉強をしています。 ブラウザ上で原因結果グラフを描き、その論理関係からデシジョンテーブルを生成する「CEGTest」というステキツールを、『ソフトウェアテストの勉強室』の加瀬さんが…